家族から生前整理についての理想的な切り出し方
家族から生前整理についての理想的な切り出し方について
生前整理を行う本人にとっては、自分の死後を意識する為「縁起が悪い」「億劫」と感じてしまう方もいると思います。
それを家族から「生前整理しましょう」と切り出すとなるとなかなか難しいことでしょう。
本人が健康で元気だとなおさら言い出しづらい…という方も少なくないと思います。
しかし生前整理を行う必要性でも述べたとおり、本人にとっても余生を安心してゆっくり過ごすための大切な行為です。
こちらでは、本人を極力傷つけずに家族から生前整理を切り出す方法をご紹介いたします。
前向きな行為だと認識させる
本人にとって死を前提とした行為という意識からネガティブに考える方も多いと思います。
しかし生前整理を行う必要性でも述べたとおり、部屋を片付けることによって日々の生活がしやすくなったり、気持ちが晴れやかになったりと本人にとってもプラスになることが多いようです。
また生前整理をしなかった場合、物が多いことによって転んでしまったり高いところから物が落ちてきたりと怪我をしてしまうこともあるでしょう。
そういった思わぬ怪我やストレスを軽減させるためにも、まずはネガティブな認識をポジティブにさせてあげましょう。
同世代の葬式
同世代の有名人や親戚、同級生の葬儀に参列すると、本人も死を身近に感じ、今後のことを考えざるを得なくなると思います。
家族や親族が集まるタイミングで家族から生前整理について話が出たら、自然に本人も受け入れやすくなるのではないのでしょうか?
エンディングノートを薦める
生前整理を行う本人からしたら、いきなり生前整理を家族から薦められると「財産目当て」や「邪魔者扱い」されているのかと思われる方もいると思います。
なので、まずはエンディングノートを薦めてみてはいかがでしょうか。
エンディングノートとは法的効力がほとんど無く、費用もほとんど掛かることのなく、自由に第二の人生について書くことのできるノートです。
そのため気軽に今後について、財産について、自分のこと、家族のことなど書き留めることができます。
生前整理は身体も動かし体力も使わなければならない行為なので、嫌だなぁと感じてしまいがちですが、気軽にできて尚且つ身の回りのことも整理ができるエンディングノートならやろうという方もいると思います。
生前整理は非常にデリケートな問題であり、下手な切り出し方だと相手を憤慨させ親子関係が崩れる可能性もあります。
本人の気持ちを第一に考え、焦ることなくタイミングを見計らって切り出しましょう。